2004年11月25日

終わりのない光の中で

ゆらりと優しく白煌する光を見ては、いつも朝なんだなぁ、と思ってた。
優しさが力強さに変わり、一面が渦巻く白光となり、やがて穏やかな橙色を帯び始めては、ハと思うだに濃く紺へと染まって。
チラチラと、あるかなしかの寂し気な光も、揺らぎを得て友を増やしては楽しげに泡沫と消え。


きっと、記憶にない頃から、いつも光は私の身の回りにあって。

お腹が空くと、あの独特の臭いと一緒に光と遊んでいるうちにお腹が一杯になったっけ。
いつも縄張りが気になって仕方ない大将は、光が敵に見えてたみたいで、煌く度に気狂ったように突進しては岩に頭をブツケテ目を回していたなぁ。
みんなであまりの滑稽さに笑っていたけれど。

光を頼りに泳げば大丈夫。
いつの頃からか親もいないのに何故、覚えたのだろう。
まだ光を友達に出来ない連中は、周りをウロウロと不安げだ。

嗚呼、光よ。
もう、口を開けても君は口腔に嬉々として飛び込むこともないね。
首の辺りがヤケに凝ると思ってはいたが、そろそろ泳ぐことを終えて良いようなんだ。
ここは流れがないから、君と過ごすには心地良いよ。

でも、こんなに美しい君との時間を過ごせるなんて、今まで思いもしなかったよ。
私の目は閉じることを禁じられているのに。
閉じる道具を付け忘れられたというのに。

やがてこの身も朽ちるだろうに、語らぬ君と終わりのない楽しみを、今だけでも。
こんな私のみっともない痙攣を見ているのは誰だろう?
水上に身を乗り出されては困るのだけど。

まぁ良い。
今日のような、ぬくくとも爽やかな水の中で、君と一緒にいられるのだから。
鰓ももう、動かせなくなったよ。
たゆたうことが

こんなに心地

ああ・・・

まっく記 at 14:17 記事全文
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この記事へのコメント

1. Posted by 回廊   2004年11月27日 00:13
んと、、、コメントしずらいです(汗)
イメージが、バッチリ伝わってきました。
なので、まっく様のハダカを見てしまったような衝撃が…(挙動不審)なんと申しましょうか、みんなに見せている顔とプライベートな顔って誰でも違うと思うんですけど、私はたぶん、みんなに見せている顔のほうを記憶して、まっく様だと認識しているのだろうと思うのですが。それがいきなり顔どころかハダカを見てしまったような驚きでした(もちろん手渡されたイメージを、私の中で勝手に構築し直したものです)
恐れず、のびのびと、内的世界を描いていらっしゃって、その呼吸も聞こえてきます。まっく様の印象が変わってしまいました(笑)

2. Posted by まっく   2004年11月28日 22:22
回廊さん♪

おいらは見たままですよ(^^)
回廊さんの記憶の顔も、そのままのおいらです。

この一文は死に掛けた魚を見る度に感じる感覚を表すべく頑張ってみました。
うまく書けたかなぁ・・・?(苦笑)

でも、こんな死に方を望んでいる自分もいるんでしょうね。
魚が何考えてるかなんて・・・(略爆)

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