2006年07月06日

極点の炎

極北の天はほむら駆け巡るという
まさにそのとき、極南の天にも炎は荒れ狂うという

遥かに浮かぶジオシティ
蒼き星の極点に炎が灯る
その星を、炎が喰らう

極中の蒼茫は恐怖に慄き
極点から目を背けるも
囂々たる炎は、いや増しに高く舞う

北天が呼ぶのか、南天が呼ぶのか

その美しさに心奪われ燃え尽きる蒼茫の民がいる
極点の空を目指し、炎の中に心投じる民がいる

あるいは北、あるいは南
極点は極点を呼び合い仲介者なく溶け合おうと炎する
仲介者あっての極点なのか、極点あっての仲介者なのか

ジオシティを眺めている足元を暗黒の炎が喰らい初める
紫の凍傷に腫上がり、感覚を奪われた足を炎が喰らう

バランスを失って見遣った天に
炎が舞い狂うのをハッキリと見て
全てが舞い狂う炎の中に包まれるのを感じ

やがて炎は喰らい飽き去り
次なる獲物の身中に巣食う
静かに、静かに炎は巣食う

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔