2006年07月02日

丘の上では目を閉じて

強く握り過ぎたから 私の指先は少し痺れて
だのに彼方は振り返りもせず息を切らせ
丘に行こう、素敵な丘に!


それは素晴らしい丘でしたが
彼方は遠くを見つめたまま
いつもの歌を望まれた

恥ずかしくて俯いて歌い出したというのに
彼方は目を閉じて満足気
そんな顔をされたらと、歌にも力が入ってしまいます

一歌終えても閉じたまま
野良に荒れた手、日焼けした頬
厚い胸を草叢に押し倒して

ああ、彼方と二人の青い丘
迎え入れれば硬く逞しい
天地を返され見つめた彼方も私を見つめ

二人して、また目を閉じる
荒い吐息は永久に続かないのが残念です

彼方の頭越しに見える空の青いこと
貴女の頭越しに見える草の青いこと
それでも、やはり目を閉じて

唇を合わせて永久の中
時は止めどもなく流れ
丘の上では目を閉じて

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この記事へのコメント

1. Posted by 美城丈二   2006年07月02日 21:59
また、まっくさん、書き始めましたね。見るたびに更新中、嬉しき限りです。僕はまっくさんの風さんに負けず劣らずのファンを自認致しております。ですから、どうでしょう?、ちょいとちかじか宜しければ、何かコラボ、致しましょうかね。たとえば、コラム連作とか。まっくさんがお題を出す。その続きを僕が書く。逆もまたいいな。「まっく×美城」題して「彷徨いまっく」とか、なんとか。と、いいますのもこういうことを、20代の頃、よくあの風さんとやっていて、それはもう、勉強になりました。僕の書く文章が風さんの文章に似通っているのはその為です。盗んで盗んで、そうして僕なりの文章をと苦心惨憺、いまだまだ、真に確立し得ない。僕はまっくさんの文章も盗みたいのです。誠に僭越ながら、毎回毎回、感銘致しております。丈
2. Posted by まっく   2006年07月03日 10:50
美城さま、こんにちは。
まっこと過分も過ぎたる御言葉、有り難きこと。
何分、読書からはスッカリ遠ざかっておるは、気の向くままに駄文を書き散らすだけだわと扱い難い愚昧者で御座いまして。
それでも近こう寄れ、と仰られれば、有態のままでは御座いますが添わせて頂きます。

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