2006年06月23日

天川

満月浮かぶ 濃紺に霞川
笹舟 浮かべて乗りましょう


永の年月も悪くはないのです
乙姫様が呉れた 葦笛

とおく、とほく葦笛は響く
その先に 何を得る

頬掠める塵星が散る
頬打つ涙雫が散る

あなたは何故に そんなに啼くのですか
せっかく集った蛍火も 霞んでしまうではありませんか

彼方に微笑む満月は
あなたの涙に濡れ鼠

あなたが啼くと 私の葦笛も震えます
あなたの涙で 私の葦笛は震えます

笹舟の縁が濡れるのは
あなたの涙のせいでしょうか

やがて涸れることも忘れ
そうして涙し続けるのでしょうか

笹舟は独りきり
どこかで遭う
あなたを求めて独りきり

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この記事へのコメント

1. Posted by 綾見由宇也   2006年06月24日 18:03
まっく様、僭越ながら良い詩かと。葦笛・・・幼い頃に僕も作って吹いた記憶があります。情景が浮かんでまいりました。僕はあなた様の詩を読んで、いま彼方に想いを馳せております。綾見由宇也
2. Posted by まっく   2006年06月25日 10:41
綾見さま、こんにちは。身に余る御言葉、恐縮です。季節柄、幼少の頃の夜空を想い浮かべて書かせて頂きました。残念ですが、今の時代の方には読み難いかもしれません。

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