2006年06月07日

陽廻り

夜遅くまでゴソゴソとしていると 早起きは厳しいものです
布団を這い出した私を 世の中の全てがパチリとした目で見つめてます
そんな目で見つめられると 私は一体、何をしたら良いのか戸惑ってしまうのです


東向きの窓は既に昇陽を見送り、南の斜光に光り輝いております
とは申せ、何もせずに過ごすわけにも参りません
そこそこに口を糊する程度には何かせねば、とゴソゴソ ゴソゴソ

そうこうしているうちに二度目の朝陽が私の背を照らすのです

東西に向いた窓は奇妙なもので 昼日中は寄る夜中に似ております
光の方角が分からないというのは夜道を歩くのと同いことなのですね
私は二度目の朝陽を大変に好いております

陽中を行くも暗中を行くも 私は少し戸惑ってしまうのです

少し斜めの、少し遠慮がちな優しい陽を浴びて歩くのが私は好きなのです
あなたと私の影が楽しげに重なるようで

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 綾見由宇也   2006年06月09日 15:35
5 散文詩的なもの静かな感覚を想わせる文章ですね。僭越ながら情景がよく伝わってまいります。僕もこう、ありたい。なのに僕の書くものはどうしても感情論的色合いが強くなってしまう。僕の昔からのそれが課題、なのです。綾見由宇也
2. Posted by 回廊   2006年06月11日 01:49
>世の中の全てがパチリとした目で見つめてます

このパチリが良かったです。
あー、わかる。と思いました。
3. Posted by BlogPetのまっくぅさぎ   2006年06月12日 18:18
ネットで広いパチリなどしたら
まっくぅさぎたちが、ネットで広いパチリを早起きしたかも。


4. Posted by まっく   2006年06月21日 12:05
綾見さま、御無沙汰しております。
徒然に書いてみました。
>散文詩的なもの静かな感覚を想わせる文章・・・
有り難い一文です。
こういった在り方も、また自分。
他の文と併せて読むと、自分でも笑ってしまいます。
人間とは不思議なものですね。
5. Posted by まっく   2006年06月21日 12:07
回廊さまにも御無沙汰しております。
「パチリ」を拝借したら、別の味になってしまいました(笑)。
でも、ここ・・・「パチリ」しか想い付かなくて・・・
そういう時ってありませんか?

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔