2006年02月23日

斬影(補遺):暴走・・・(^^;

「斬影」、終わらせました。

>きっとね、面白いところが、ツボが、あるのだと思うんですよね。
by kairouさん

有難う御座います。 ツボ、ありません(爆)!!

>あと感じるのは、なんとなく陽気なカンジがする。漲ってるカンジ、、、
by 同上kairouさん

楽しくて、書きたくてたまらないものって、伝わるのかもしれません。
結果的には「満足いく失敗作」というところでしょうか?

書き上げてスグに自作について、というのはどうか?という考えもありましょうが、自分なりの復習を。

まず、剣客モノというのは、いくつか定型的なアプローチがあるかもしれません。
一つは「時代」に焦点を当てて入っていくもの。
一つは「流派(流れ)」に焦点を当てて入っていくもの。
一つは「個人」に焦点を当てて入っていくもの。 ← 「斬影」がコレですね
いずれも、書き方次第で好きな人には(爆)面白いものになります(当たり前か・・・)。

本格的には時代考証が必要にはなりますが、「斬影」では思いっ切り怠惰に・・・(汗)
イメージ的には江戸時代の後期、ではあるのですけれど。
自分の好きな世界で遊んでいたようなものなので、書くこと自体は楽しくて仕方ありませんでした。
こんなに書くのが楽しかったのは久し振りのような気がします、という位。

勝手に物語が進むので、そのままの気持ちに従っていたら、多分、十倍位の分量には軽くなったのではないかと、途中、真面目に仕事に差支えると感じたので、(泣く泣く?)端折り、切り上げることにしました。

登場人物の気持ちの流れは、左程、不自然ではなかったかなぁ・・・と想いたいのですが、やはり改めて読んでもかなり乱暴ですね、我ながら。
弥生の武家の娘としての気丈さと優しさなどは、もっと書いてあげなくては可哀想だし、冬陽は完全に端役と化してしまったり(汗)。
ああ、我が子たちよ・・・という感じがしなくもない(涙)。

難しいものですね・・・

気長に、ということも考えたのですが、立会いのシーンのことが頭に浮かぶと、「書きたいけど書けない!!」の狭間に立って、尚のこと苦しかったです。
この辺りも、武道の嗜みのない方にも楽しんで頂けるべく書くべきか、自分の書きたいように書くべきか、とも不遜にも悩みました。
結果的には書きたいように書きましたが(笑)、武道に興味のない方には、意味不明な言葉が並んでいることでしょう(爆)。

一つ感じたのは「説明を要する題材」というのは扱い難い、ということです。
薀蓄羅列するために書くわけではないのに、自然と「説明文付」になってしまうという。

以前から、書くのなら「日常」をこそ書きたいと想ってはいたのですが、逆説的に自分の「書きたいモノ」の姿が浮かび上がった気がしました。
そういう意味では、好き好き、分かれるとは想いますが浅田次郎さんのような小説・文章というのは、私の目標の一つなのかもしれません。

楽しく書くのなら、やはり剣客モノかな、とは想いましたが(苦笑)。

丁寧に読んで下さった方もいらっしゃるかと想います。
この場をお借りして、有難う御座いました。

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1. 腹をわって話そう(笑)  [ kairou-9 ]   2006年02月23日 23:33
綾見さまが、ご自身の創作過程を公表なさっていました。 とても興味深く拝読しました。 みんなどうやって書いているのかな? って思うじゃない? 茶飲み話としても、面白いし、マジメに参考にもしますし、こういうところは、ネットの良い面ですよね、広く閲覧できます。 ...

この記事へのコメント

1. Posted by kairou   2006年02月23日 23:32
定型的なアプローチ、あッ、それですね(←鈍い人 汗)
どのジャンルも、大変なんだなぁ、と勉強になりました。
なんだか私のコメントは、どれもこれもボケまくっててすみません。
以前にここで、まっくさんが発表なさっていた小説も、たしか「勝手に物語が進む」と仰っていたと、記憶していますが、それが、まっく流なのだと思いました。書くことが楽しいというのが良いですよねー。それと、平均寿命約80歳、そのうちの何百時間か何千時間か分かりませんけども、ともかく貴重な時間を削って創作してゆくわけですから、やはり、自分が好きな小説世界を、好きなように深めていくことが、いちばん良いと、私も思います。浅田次郎さんの世界、なんか分かるような気がしました。まっくさんのイメージと合っているように思います、、、ってまたオバサンkairou、勝手なことを書いて、おいとまいたします。。


2. Posted by BlogPetのまっくぅさぎ   2006年02月24日 10:44
まっくぅさぎたちが、ツボやツボやツボとか同上とかを失敗しなかったよ。


3. Posted by まっく@脱力ちぅ   2006年02月24日 16:20
kairouさん、こんにちは(^^)

テーマによってアプローチ、視点の持ち方の定型は、ある程度あるみたいですね。
それを、あえて崩していく面白さもあるとは想うのですけど。

「勝手に物語が進む」のは、今回も同じでした(^^;
バババッとシーンが頭の中で切り替わったり。
急いでメモってましたけど、書き始めると、またシーンや流れが変わったり、誠に忙しいものです。
それはそれで面白いんですけど、単純にTVの見過ぎかも(苦笑)。
4. Posted by 綾見由宇也   2006年02月26日 22:14
剣豪小説と申せば、津本陽先生、或いは吉川栄治先生。(お名前、間違っておりましたら申し訳ございませぬ)。薩摩示現流、あるいは宮元武蔵。歴史物も大変、好きな私としましては、大変興味深く拝見させていただきました。まっくさん、どうですかねえ、僭越ながら私は味があって、そうしてこぎみよく言葉が切られており、(それは、ひとつひとつのセンテンツが上手く短く纏めてあるという意)において、大変良い出来ではないのかと。歴史ものには「空を斬る」という言葉がありまして冗漫な文章ではその世界を上手く読み手に伝えきれまいという思想があるのです。
5. Posted by 綾見由宇也   2006年02月26日 22:14
たとえば、バシバシと剣と剣で対峙している際、長ったらしい文章ではその場面の息遣いと申しましょうか、緊迫感がどうしても澱んでしまい、間延びしてしまうというか、読み手は厭きてしまう(私小説等は、わざと主人公の連綿とした想いを伝える為、冗漫な文章を用いたり、なされておりますけれど)。その点、剣豪小説では無いですが、やはり司馬先生辺りのお作は秀逸(たとえば、『国盗り物語』とか。まさに短いセンテンツの宝庫)と私は想っておりますが・・・まっく流、次回作を待ちたいと想います。綾見
6. Posted by まっく   2006年02月27日 23:07
綾見さま、こんばんは。

お褒めの言葉(?)、有難う御座います(^^;

>歴史ものには「空を斬る」という言葉が・・・
>司馬先生辺りのお作・・・
精緻でさえあれば良いというのでもなく、フィクションであるが故に正確さを要求される面もあり、かなと想わされました。
何分、私事情にて踏み込んで書けないこともあったりもしまして、非常に勉強になりました(苦笑)。

確かに司馬先生の切り取り方は見事です。
書かないことで書く・・・「空を書く」とでも言いましょうか・・・
「文起こすこと」の難しさ、改めて心に沁みました。

御忙しい中、暖かい御言葉、本当に有難う御座います。

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