2006年02月14日

蛍火

スン、スンと光跡が交差する
月のない静謐な夜でした
星もない静謐な闇でした

天地も危い闇穴に
それでも立っていられるのは
なんとも不思議な気持ちがします

飛び交いもせずジッとしているのは
来年らいとせに命継がんと試みているところでしょうか
それとも、そうとは知らずに可愛いお尻をチョチョン、と

眼を細めればスペクトルも鮮やかに
それでも静かに浮き飛ぶ君よ
どうか一人にしないでおくれ

こんな素敵な夜に
一人でいるのは勿体ないから
一人で過ぎても忘れてしまうから

君の瞳に映るこの夜を
僕の瞳に映るこの夜を
いつかその時が来たら想い出せるだろう?

だから傍に居ておくれ
記憶が闇に包まれる前に
全てが闇に包まれる前に

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