2004年12月18日

広告メッセージと音楽

先日、HMVのクラシック・コーナーに行った際に感じた違和感を自分なりに整理。
陳列を見ると、私でも知っているような「メジャー」な演奏者のCDは、やはりズラリと並んでいる。
一方、僅かながら「この演奏者はあるだろう?!」という期待は、かなり無残に裏切られた。

商業主義が悪いとかいうつもりはない。
私も商売をしているから、お金になるものはしたら良いとは思う。
そこで、ちょっと逆説的(?)に考えてみよう。

莫大な資金が投入されるTVコマーシャル。
結局、目指すところは「自社商品を買ってね」ということであり、そのメッセージを届けるために、色々と意図・企画される。
当然、BGMも「メッセージ」の効果を上げる「モノ」という選択をする。

ここで一つ。
優れた音楽は、それだけで他の情報を必要としないパワーを持つ。
勿論、それは楽曲や演奏者にもよるが。
とすると、音楽のパワーが余りにピュアで強烈だと、本来のメッセージ効果を薄めてしまう可能性がある。
これは広告主としては絶対に避けるべき状況。
一方、音楽に付帯して視覚に訴えられれば活用しない手はない。

今頃、気付いたのか?
と問はれれば、そんなこともありませぬが、店頭に並べられたCDを改めて眺めて、寒々とした気持ちになるだけで御座ゐます。
クラシックなどの裾野が広がることは、それはそれで喜ばしいことではありませう。

しかるに、ジャケトを買ひに来る客、況や女性演奏者を自慰道具にでも使わんかのやうな客といふは、音楽界の顧客戦略上いかがなものでせうか?と。
もっとも、商売的には何にであらうと利用されてナンボといふ考え方も御座ゐまするな。

まっく記 at 22:22 記事全文
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