2004年12月16日

静かで優しき宇宙

男は、夕暮れを背に、いつものホームで待っていた。
 ガタン カタン ゴトン コトン

電車に乗るや、いつものように腕組みをし、
身の安定を確保、早速に眠ろうかとして気付いた。
目を瞑る前と瞑った後の違和感?

薄目を開けてソッと見やると、
そこには、いつものように煩げな女子高生。
違和感の正体に気付いて フと何気ない視線を作る。

宙を、軽やかに舞う。
弾けるように舞う。

ツイと携帯電話を取り出し。
二人で覗き込みながら操作する画面は、
残念ながら男の視野憶測の外。

言葉なく、手が舞う。
言葉を失して、手が舞う。

それが当たり前だったかのように。
いや。
それが当たり前のことなのだろう。

黙然とした空間に、その人はいた。
まるで、宇宙に飛び出して舞うように。

まっく記 at 21:36 記事全文
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