2004年12月07日

ある故郷

照る日に蒸された空気が むぅ〜んと迫る。
咳き込むほどの稲風が立ち昇る。

田の薫りに慣れるには、チト時間がかかる。
遠くは目を凝らすほどユラユラと正体を隠し。

足に絡みつきながらヌタリと包む。
これが故郷といふものか。

キンと響く戦闘機。
人を探して目が泳ぐ。

こんな暑い日中に田に出るなんて。
故郷も遠く、なるはなぁ。

薄引き田んぼ水を覗き込んでも、何もおらん。
何もおらんのだなぁ。

氷アイスが食べたくなった。
確か幟があったはず。

はず、では心許ないが。
やはり氷アイスが食べたいな。

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